慶應義塾大学
総合型選抜の解説
大学別!総合型選抜/推薦型選抜解説
(旧AO入試/推薦入試)
大学別!総合型選抜/推薦型選抜解説
(旧AO入試/推薦入試)
[実施学部:入試方式]
総合政策学部/環境情報学部(SFC):AO入試
法学部:FIT入試
文学部:自主応募制による推薦入学者選考
看護医療学部:AO入試
理工学部:AO入試
SFCのAO入試は、夏秋AO/春AO/冬AO(グローバル)に分かれており、年中を通してAO入試を実施しています。一般的な現役生が受験するものは夏秋AOになります。
【実施時期】
夏秋AOは下記の時期で実施されています。
出願締切 :9月上旬
1次選考合格発表 :10月上旬
2次選考(面接) :10月下旬
合格発表 :11月上旬
1次選考合格発表から2次選考までの期間が短く、人によっては1次選考の合格発表を待たずして2次選考の対策を始めることが必要となります。
【主要出願資格】
総合政策学部・環境情報学部への志望理由や入学後の構想が明確であり,第一志望としていずれかの学部での勉学を希望する者
総合政策学部・環境情報学部の学習・研究環境を積極的に活用し,入学後の目標や構想をより高いレベルで実現するに十分な意欲と能力を有する者
(募集要項より引用)
非専願のため、他大学・学部を受験する際の併願としての受験も可能です。
評定平均値や英語資格のような一般的な資格要件はありません。現役生の縛りもないため、浪人生や社会人など誰でも出願が可能です。
「1次選考免除対象コンテスト」が公表されており、全国高校生マイプロジェクトアワードや高校生ビジネスプラン・グランプリなどのコンテストで所定の成績を収めた場合には1次選考が免除されるのが特徴です。
【選抜内容】
1次選考は書類選考が行われます。書類選考はかなり厳しく、1次選考で多くの受験生が不合格となります。所定のコンテストで一定の成績を収めていれば1次選考が免除されます。
2次選考は面接試験が行われます。概ね30分程度で面接試験が行われます。
最終合否は書類選考と面接試験の評価をあわせて総合的に判定されます。
【主要出願書類】
志願者評価
活動報告
志望理由・入学後の学習計画・自己アピール①(文章2000字以内)
志望理由・入学後の学習計画・自己アピール②(自由記述A4サイズ2枚以内)
任意提出資料
出願書類が特徴的な入試となります。志望理由に多大な時間がかかる点や、第三者による志願者の評価書が必要になる点から対策を早めに始める必要があります。
【アドミッション・ポリシー】
総合政策学部
総合政策学部は「実践知」を理念とし、「問題発見・解決」を重視する学生を求めます。問題を発見・分析し、解決の処方箋を作り実行するプロセスを主体的に体験し、社会で現実問題の解決に活躍することを期待します。したがって、入学試験の重要な判定基準は、基礎学力に裏付けられた、自主的な思考力、発想力、構想力、実行力の有無です。「SFCでこんなことに取り組み学びたい」という問題意識に基づいて、自らの手で未来を拓く力を磨く意欲ある学生を求めます。(公式HPより引用)
環境情報学部
ひとつの学問分野にとらわれることなく幅広い視野を持ち、地球的規模で問題発見・解決できる創造者でありリーダーを目指そうとする学生を歓迎します。環境情報学部の理念や研究内容をよく理解した上で、「SFCでこんなことをやってみたい」という問題意識を持って入学してくれることを願っています。SFCの教育環境や先端プロジェクトなどあらゆるリソースを積極的に活用し、「自らの手で未来を拓く力を磨いてほしい」と期待しています。(公式HPより引用)
重要案内(21年度募集要項)
総合政策学部と環境情報学部のAO入試では,大学入学以前に人生を賭けて挑むに値する目標を発見し,それに向けて努力を積み重ね,すでに実績がある人を求めています。いわゆる一芸入試ではありません。大学の部活動で活躍してもらうためだけのスポーツ推薦でもありません。アイディアコンテストでもありません。
法学部FIT入試はA方式とB方式に分かれています。法律学科と政治学科でそれぞれ80名の定員が設けられており、法律学科と政治学科の併願はできませんが、同一学科であればA方式とB方式の両方への出願が可能です。
【実施時期】
FIT入試は下記の時期で実施されています。
出願締切 :9月上旬
1次選考合格発表 :9月中下旬
2次選考(面接) :9月下旬
合格発表 :11月上旬
9月に出願〜2次選考までが行われるコンパクトな受験日程となっています。特に1次選考合格発表から2次選考まで数日程度しかなく、1次選考の合格発表を待たずして2次選考の対策を始めることが必要となります。
【主要出願資格】
【A方式・B方式共通】慶應義塾大学法学部(法律学科または政治学科)への志望理由,および入学後の目標と構想が明確であり,第一志望としていずれかの学科での勉学を強く希望する者。また,合格した場合に入学することを確約できる者。
【A方式】学業を含めたさまざまな活動に積極的に取り組み,次に例示するような優れた実績をあげた者
【B方式】高等学校等での学業成績が優秀で,高等学校等の全期間の成績を記載した調査書※における指定の各教科(外国語,数学,国語,地理歴史,公民)および全体の学習成績の状況が4.0以上の者。
(募集要項より引用)
専願のため、合格した場合必ず入学をしなければなりません。現役生の縛りはないため、浪人生や社会人など誰でも出願が可能です。
【選抜内容】
1次選考は書類選考が行われます。書類選考によってA方式は60名程度、B方式は100名程度が選抜されます。
2次選考はA方式とB方式で異なる選考が行われます。A方式では論述試験と口頭試問、B方式では総合考査と面接が行われます。
最終合否は書類選考と面接試験の評価をあわせて総合的に判定されます。
B方式では多様な受験生の確保の観点から、地域ブロックが採用されており、7つの地域ブロックからそれぞれ最大10名程度が合格者となります。そのため、人口の多い地域は相対的に難易度が上がり、少ない地域は相対的に難易度が下がる特徴があります。
【主要出願書類】
【A方式・B方式共通】志願者調書
【A方式・B方式共通】志望理由書
【A方式】自己推薦書Ⅰ(報告書)
【A方式】自己推薦書Ⅱ(自由記述)
【B方式】評価書
出願書類が特徴的な入試となります。A方式・B方式を併願する場合には全ての書類の準備が必要です。出願書類にかかる時間も膨大であるため、早めからの準備が必要となります。
【アドミッション・ポリシー】
法学部では、慶應義塾の建学の精神を理解し、国際的な視野に立ちつつ、新しい社会を創造し先導する気概を持つ学生を求めている。入学する学生には、法学部の教育目標(カリキュラムポリシー)をよく理解し、そのカリキュラムの下で学習するために必要な学力、能力、そして意欲を有していることが求められる。(中略)共通する目標は、一定の知識水準を有し、その上で知的好奇心に溢れ、かつ個性豊かな学生を選考することである。(公式HPより引用)
自主応募制による推薦入学者選考(以下自主推薦)は、選考方法や実施時期などが慶應義塾内の他の学部とは大きく特徴の異なる入試となっています。
【実施時期】
自主推薦は下記の時期で実施されています。
出願締切 :11月上旬
選考 :11月下旬
合格発表 :11月下旬
区分上は自主応募のため総合型選抜となりますが、日程は推薦型選抜に近い日程での実施となっています。
慶應義塾内他学部であるSFCのAO入試や法学部のFIT入試の合否発表後の出願が可能なため、不合格であった場合に出願をするということも可能です。
【主要出願資格】
本学文学部での勉学を強く志望し,本学文学部を第一志望とし,合格した場合に入学することを確約できる者。
該当年度3月に卒業見込みの者。(現役生のみ)
調査書の「全体の学習成績の状況」が4.1以上の者。
(募集要項より引用)
専願のため、合格した場合必ず入学をしなければなりません。
現役生のみが受験可能な受験となっており、浪人生や社会人は受験をすることができません。(高校の制度上秋卒業等の場合には例外があります。)
【選抜内容】
面接は行われず、書類選考と総合考査Ⅰ・Ⅱによって選抜が行われます。1次選考のようなものはなく、出願した全受験生が会場での選考を行います。
総合考査Ⅰでは小論文形式で、120分の制限時間の中で非常に長い長文に対する読解力や分析力、表現力が問われます。英作文が出題されることも多く事前に専門的な対策をしておかなければ解けない難易度の問題となっています。
総合考査Ⅱではエッセイのような記述形式で短い課題分に対して回答をしなければなりません。総合考査Ⅰに比べて発想力や思考力が全面に問われる試験となっています。
【主要出願書類】
評価書
自己推薦書
出願書類はあまり多くありません。そのため、総合考査の占める重要度の割合が相対的に高い入試と言えます。しかし、出願書類に対する書類審査ももちろんあるため、油断せずに取り組みましょう。
また、評価書については学校教員の作成及び学校長押印が必要なことから出願書類についてはかなり一般的な推薦型選抜的なものと言えます。
【アドミッション・ポリシー】
文学部では次のような資質・能力を有する学生を求めている。
・慶應義塾の精神に対する十分な理解、および学問に対する意欲と向上心
・先人による古典類から最新の研究成果が書かれた論文に至るまでの諸文献を読み込み、理解するための基礎となる語学力(日本語、および英語・フランス語・ドイツ語・中国語)
・与えられた課題に対して論理的に思考し、それに対する自分の考えを正確かつ十分に記述する能力
・現在の社会や文化の成り立ちを理解するための基礎となる歴史的な知識(日本史または世界史)
これらは、文学部が設置しているすべての専攻(哲学、倫理学、美学美術史学、日本史学、東洋史学、西洋史学、民族学考古学、国文学、中国文学、英米文学、独文学、仏文学、図書館・情報学、社会学、心理学、教育学、人間科学)に共通しており、入学後、それぞれの専攻における独自のカリキュラムに従って、専門的な知識や能力を身につけてゆく。したがって、文学部に入学する者は、これらの専攻が対象とするいずれかの学問に対する関心・好奇心を有することもまた必要である。(公式HPより引用)
看護医療学部のAO入試はA方式とB方式に分かれています。全体での募集人員が若干名しかおらず、倍率は毎年10倍以上となることが特徴で、慶應義塾の中でも屈指の倍率となります。
【実施時期】
AO入試は下記の時期で実施されています。
出願締切 :9月中旬
1次選考合格発表 :10月上中旬
2次選考(面接) :10月中下旬
合格発表 :11月上旬
第1次選考及び第2次選考のいずれにおいても多くの不合格者が出る入試形態となっています。
【主要出願資格】
A方式
本学看護医療学部への志望理由や入学後の構想が明確であり,第 1 志望として本学部での勉学と入学を強く志望する者
本学看護医療学部の学習・研究環境を積極的に活用し,入学後の目標や構想をより高いレベルで実現するに十分な意欲と能力を有する者
学業を含めたさまざまな活動に積極的に取り組み,その成果が次の一つ以上に該当すると自己評価できる者
B方式
本学看護医療学部での勉学を強く志望し,第 1 志望として入学を志す者
本学看護医療学部の学習・研究環境を積極的に活用し,所定の原稿用紙に記述した自己の志願理由や学習計画上の目標・構想を実現するに十分な意欲と能力を有する者
高等学校での学業成績が優秀で全体の学習成績の状況 4.5 以上の者
(募集要項より引用)
現役生の縛りはないため、浪人生や社会人など誰でも出願が可能です。A方式を受験する場合には評定平均の基準はありません。
【選抜内容】
1次選考は書類選考が行われ、2次選考は面接試験が行われます。
最終合否は書類選考と面接試験の評価をあわせて総合的に判定されます。
【主要出願書類】
【A方式・B方式共通】志願者調書
【A方式・B方式共通】志望理由書
【A方式】活動報告書
【B方式】学習計画書
【A方式・B方式共通】志願者評価書
出願書類が多いため早くからの準備が必要となります。志望理由書については慶應義塾内では短文の形式であり、簡潔かつ具体的にまとめる必要があります。
【アドミッション・ポリシー】
看護医療学部は、将来、人々と社会のため看護医療の先導者となる意欲ある人材を求めています。
学部をめざす人は、次のような人であってほしいと考えます。
人の健康と生命、看護への関心をもち、他者の苦痛や悩みを理解しようとする。
人を尊重し自分とは異なる立場や文化、価値観を持つ人々とコミュニケーションでき、関係を築いていこうとする。
ものごとを多角的にとらえ、そこにある問題に気づき、解決の方向性と対策を考え出し、それを実行する意志と行動力がある。
自らやると決めたことをやり遂げようとし、失敗の経験から学び、自身を成長させようとする。
自分の行いが人々や社会に役立つことを望み、人々や社会のよりよいあり方を追求しようとする。
(公式HPより引用)
理工学部のAO入試は学科ごとの志願となります。通常、理工学部での学科所属は2年次からとなりますが、AO入試にて合格をした学生は1年次から学科に所属しプログラムの早期活用が可能という特徴があります。
【実施時期】
AO入試は下記の時期で実施されています。
出願締切 :10月上旬
1次選考合格発表 :10月下旬
2次選考 :12月上旬
3次選考 :2次選考翌日
合格発表 :12月中旬
出願の日程から合格発表までの時期が変則的なものとなっています。他の大学との併願を考えている場合には、併願大学の合否発表前に出願が必要となるため、受験プランを慎重に立てる必要があります。
【主要出願資格】
慶應義塾大学理工学部での勉学を強く希望し、明確な目標をもって、本学部を第一志望とする者。
高等学校在学中あるいはそれに相当する課程の期間中に、勉学・課外活動などで研鑽を積み重ねてきた者。特に、希望する学科の分野に関連して、深い興味を持つに至る探求(より深く理解している科学技術の内容や科学技術系コンテストの実績など)を行ってきた者。
該当年3月に高等学校を卒業見込みの者。
調査書記載の欠席日数の合計が30日を超えないこと。
履修科目については以下のすべての条件を満たしていること。
出願資格が明確に記載されており、評定基準や履修科目、欠席日数など複数の項目が求められるため、出願がそもそもできないという事態も発生してきます。
履修科目については、通常理系を選択していれば問題ありませんが、単位制・通信制の高校では1年次からの計画的な履修が必要となります。
【選抜内容】
1次選考は書類選考が行われ、2次選考は学科試験、3次選考で面接試験が行われます。
2次試験では数学の基本的な考え方を問う筆記問題と学科ごとの応用力を問う記述問題が出ます。化学科では2次選考の実施はありません。
【主要出願書類】
志望理由書
入学志願者調書
出願書類はあまり多くなく、志願者調書は実績報告に近いため、対策によって作成が必要なものは主に2000字程度の志望理由書のみとなります。
【求める学生像】
電気情報工学科
ハードウェアおよびソフトウェアの両方を組み合わせたエレクトロニクスシステムに強い興味を持っている人
数学、物理(電気回路、電磁気)、情報などの科目を深く学習する意欲がある人
上記の科目に基づいてデバイス・レーザー・半導体・画像処理・通信・人工知能・量子技術・数学を応用したシステムなどの技術分野において高度情報社会を先導する意思がある人
数理科学科
以下のいずれかを満たし、優れた学修成果が見込まれるもの
数学がとにかく好きな人
数学の理論を奥深くまで追究したいと思う人
数学の応用や研究で、何かを成し遂げたいと思う人
現実の問題を数学で解決する能力を身に付けたい人
数学を通じて世界的に活躍したいと思っている人
化学科
化学が好きで、今後も化学、および化学に関連した学問を探求していく強い意志がある人
化学はもちろん、理工学部の設置科目に対して学習意欲があり、学修成果が期待できる人
(公式HPより引用)
アドミッションスキル
総合政策学部/環境情報学部(SFC)
・思考力
・発想力
・構想力
・実行力
・問題意識
・問題発見/解決
「人生を賭けて挑むに値する目標を発見し、それに向けて努力を積み重ね、すでに実績があること」
法学部
・活動に積極的に取り組み優れた実績
・建学の精神の理解
・国際的な視野
・新しい社会を創造し先導する気概
・カリキュラムポリシーの理解
・学力、能力、意欲
「一定の知識水準を有し、その上で知的好奇心に溢れ、かつ個性豊かな学生」
文学部
・慶應義塾の精神に対する十分な理解
・学問に対する意欲と向上心
・語学力(日本語、および英語等)
・論理的思考力/論述力
・歴史的な知識(日本史または世界史)
「専攻が対象とするいずれかの学問に対する関心・好奇心を有すること」
看護医療学部
・人の健康と生命、看護への関心
・他者の苦痛や悩みを理解しようとする
・多様性理解
・コミュニケーション能力
・思考力/問題発見力
・問題解決力/意志/行動力
・完遂力/失敗→成長力
自分の行いが人々や社会に役立つことを望み、人々や社会のよりよいあり方を追求しようとする。
理工学部
・未知の領域に挑戦する強い意志
・深い洞察力と豊かな創造力
・幅広い国際教養
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