総合型選抜・推薦入試(以下総合推薦)は大学受験の入試方法の一つです。2025年度の大学入学者のうち約20%が総合型選抜で、約34%が推薦型選抜で大学へ入学をしています。つまり、全受験生のうち半分以上が総合推薦で大学へ進学をしています。
しかし、総合推薦はイメージや噂が先行していて、「勉強しなくても入れるから楽そう!」であったり、「評定平均だけで合否が決まる」といったような誤解が広がっているのも事実です。本記事では、根拠も踏まえて総合推薦について解説をしていきます。
全ての大学には「三つのポリシー」と呼ばれる方針があり、その中の一つに「アドミッションポリシー」と呼ばれるものがあります。アドミッションポリシーとは、別名「入学者受け入れの方針」とも呼ばれており、どのように入学者を受け入れるかを定める基本的な方針のことで、「受け入れる学生に求める学習成果(「学力の3要素」についてどのような成果を求めるか)を示すもの」です。「学力の3要素」とは、「知識・技能」「思考力・判断力・表現力等の能力」「主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度」の3つの要素のことを指します。
つまり、「この能力を持っている人を受け入れます」という指針がアドミッションポリシーとして定められており、大学はアドミッションポリシーに基づいて受験生を選抜しています。
一般選抜(学力試験)のみでは、評価基準がペーパーテストの点数のみとなってしまい、アドミッションポリシーに合致した受験生をくまなく受け入れるには不十分となります。だからこそ、アドミッションポリシーに合致した受験生をより多面的な評価で受け入れることを目指す入試として総合推薦が用いられています。
そのため、総合推薦は大学と受験生の「マッチングの入試」と捉えると良いでしょう。一般入試は学力という全大学に共通する一律基準での競争の入試となります。例えば、偏差値60の大学に合格できる英語力があれば、偏差値50の大学にも合格できる英語力があるといって差し支えないでしょう。基本的には全ての大学が国語や英語、数学などの定まった科目で受験生を選抜します。(「うちの大学は一般選抜は英語に加えて料理力の2科目で選抜します!」と言い出す大学は基本的にありません。)
一方で、総合推薦は各大学・学部ごとにアドミッションポリシーに基づいて受験生とのマッチングを測ります。大学側の「こういった学生が欲しい!」と受験生側の「こういった大学に入りたい!」が合致した時に合格となります。ここに、全大学共通の一律の基準はないため、一般選抜の偏差値が50の大学に不合格になったとしても偏差値60の大学に合格する逆転現象も多く起こります。ただし、あくまで学力的な基準だけで見た際に逆転しているように見えるだけで、アドミッションポリシーに照らし合わせれば正当によりマッチしている人が選抜される入試であると言えるでしょう。
「マッチング」というと、最近では恋愛でよく聞く言葉です。恋愛にたとえると、一般入試と総推入試の違いが理解しやすくなります。アドミッションポリシーは恋愛にたとえれば、相手に求める条件のことになります。
一般 太郎さんの相手に求める条件は下記の通りです。
できるだけ年収の高い人が良い!
性格はなんでも良い!
候補の人の中で最も年収が高い人と付き合いたい!
総推 次郎さんの相手に求める条件は下記の通りです。
年収も大事だけど優しい人が良い!
趣味も合う人が良い!
候補の人の中で最も相性の良い人と付き合いたい!
年収は学力に読み替え、性格や趣味は各大学ごとに求めている条件と読み替えてみると、イメージがしやすくなるのではないでしょうか。「一律基準での競争入試」と「マッチングの入試」の違いをぜひ掴んでいただければと思います。
この記事では「総合型選抜」と「推薦型選抜」の二種類をまとめていますが、種類が分かれているということはもちろん違いもあります。大きな違いは重要視する指標の違いです。
総合型選抜は、「これから何を学び、将来何をしたいのか」が重要視をされます。将来はどのような目標を持っていて、そのために大学で何を学びたいのかという未来に視点を置いた入試形式となっています。条件を満たしていれば、学校長からの推薦なども基本的にはいらず、意欲や情熱があるのであれば出願が可能です。学校長からの推薦を不要とするため、複数の大学の併願を認めている場合もあります。
一方、推薦型選抜は「これまでにどのような実績を積んできたのか」が重要視されます。高校在学中にどのような努力をし、何を成し遂げてきたのかという過去に視点を置いた入試形式となっています。評定平均の基準を課す大学も多く、高校ごとに独自の枠を設ける指定校推薦も存在します。学校長が推薦するため、基本的には専願が条件となることが多くなっています。(近年では併願可能な学力評価形式の推薦型選抜も増加しています。)
重視される点だけを見れば、「総合型選抜はこれからの将来重視」「推薦型選抜はこれまでの実績重視」と単純にいってしまうこともできます。ただし、これだけを意識してしまうことは危険です。「将来やりたいことはあるけど、高校時代は特に何もしていなかった」「高校時代の実績はあるけど、別に将来したいことはない」ような人たちが合格できるかというと厳しいでしょう。前者であれば、「本当にそれをやりたいのか、やりたいのであればなぜ今まで何もしてきていないのか」となってしまい、後者であれば、「実績はあるけどそれが今後に関係あるのか、何の役に立つのか」となってしまいます。
将来の展望とこれまでの実績は片方で成り立つものではなく、相互関係です。どちらかさえあれば良いというものではないので、総合型/推薦型問わず両方を意識していきましょう。
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